起業家の風景(エッセイ) 起業家の風景 一覧へ

2016年3月28日 (月)

日本人・アジア人・地球人 自分の意見をスッキリと吐き出すためにどうすればいいですか?

Q:わたしはディスカッションのときに自分の意見を整理して発信するのに時間がかかってしまい、発信しそびれる、または、あとでこれも言えばよかった、あれも伝えたかった、と反省が残ることが多くあります。スピード感を持ってディスカッションに参加し、自分の意見や見解をその場でスッキリ吐き出すにはどんな訓練が有効でしょうか?
 
ダボス会議などの多様な人材が集まる中で発信する際のポイントなども教えていただきたいです。(がんこ)

A: がんこさん、ご質問ありがとうございます。僕は、MBAで徹底的に発言する訓練をしてきました。ハーバード等のMBAでは、発言点が成績の半分を占めるので、クラスで発言できないと、退学処分となります。僕が入学する前は、日本人学生の4人に1人が、発言できずに退学していきました。そこで徹底的に鍛えられました。

スッキリ発言するコツをいくつかご紹介します。
1) 結論を先に言う: 意見も質問も長くダラダラと前置きしてから話をする人がいます。これは聞いている人をイライラさせます。先ず何が言いたいのか、何を質問するのかを整理します。そしてなるべく短い言葉(10秒程度)で、結論を言う訓練をしてください。

2) 発言をピラミッド・プリンシプルで組み立てる: ピラミッド・プリンシプルとは、ピラミッドの頂点に結論を置き、その結論に至った理由を、同じ次元の重要さのものを同列で扱い説明する手法です。結論を言った後には、なぜそう思うのかを2、3の理由で(30秒から長くても1分程度で)説明できたら良いでしょう。時間配分によりますが、簡潔に説明するためには、1分程度で止めたら良いでしょう。それ以上の詳細は、再度質問されたら答えたら良いと思います。

3) その上で、面白味を加える: 面白味と言うのは、ストーリーであったら、リアリティがある体験談であったり、キャラがたった登場人物であったりします。上記1の結論と2の論理構成のみだとわかりやすいですが、これだけでは面白味がないのです。そこに聞き手にとって面白味がある説得力が増す「味付け」をします。ただ、それも短くすることが良いでしょう。調子に乗って長く話さないことです。
 
4) そして全体を短くする訓練をする: 僕は、留学受験の時に「Economy of Word」と言う言葉を学びました。日本語では、「言葉の経済性」と訳すのだと思いますが、同じ意味を伝える際には言葉は短ければ短いほど良いのです。それだけ徹底的に言葉を削減すると、言葉に切れ味がでます。そこに面白味が加わると,、発言内容が生き生きとします。

これらを徹底的に訓練する必要があります。僕は、英語でも日本語でも発言したい内容があったら、簡単に論旨をメモ書きします。そうすることにより、伝えたいこと、その順番などが明確になります。それらを発言するまで推敲しながら反芻すると、大体堂々と発言できるようになります。
 
日本では、ほとんど発言を訓練する場がないのですが、グロービス経営大学院を中心にケースメソッドでディスカッションする授業が増えています。そういった機会を活用し、徹底的に鍛えるのが一案だと思います。
 
がんこさんの参考になれば幸いです。
 
追伸: 今は ニュージーランドに家族旅行中です。オークランド空港でこの堀ピクアンサーを書いています。乱文にて失礼しました。

トラックバック(0)

この記事のトラックバックURL :
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45572/63520554

コメント(0)

コメントを書く

お名前
メールアドレス 本サイト上には掲載しません。
URL
コメント本文(必須
コメントは管理者が公開するまで表示されません。
不適切な発言は、管理者の判断において削除することがあります。

はじめに

「起業家の風景/冒言」一覧

起業家の風景 最新コラム

起業家の冒言 最新コラム

メールマガジン配信

著書

グロービス 事業紹介