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2005年8月26日 (金)

日本人・アジア人・地球人 幻と消えた「政治家比較ドットコム構想」

(昨日、YESプロジェクト開設にあたり、投稿した記事をこのブログに再掲します)

YESプロジェクトのブログ開設おめでとうございます。
最初の投稿をします。(^^)

今回は、ブログとSNSが普及して初めての国政選挙である。ブログが選挙に与える影響が注視されている。

事実、自民党25日19:00からブロガーを集めて、党の政策の説明会と質疑応答を予定しているという。武部幹事長、安部晋三幹事長代理、世耕幹事長補佐が対応するらしい。僕もパソコンを持参して、行ってこようかと思って いる。

YESプロジェクトの構想は、民主党にも同じ時期にインプットしているが、現時点では動きが見えてこない。ちょっと動きが遅いので、YESプロジェクトは自民党寄りではないか、と思われてしまうが、そんなことはない。ぜひ民主党もブロガーを集めた会合をしてもよいのではと思っている。

自民党がこれだけ動きが早いのは、コミュニケーションを統括している世耕氏が元NTT出身で自らブログを書いているからだ。だからこそ、ブログの重要性を認識しているのであろう。ちなみに、世耕氏にブログを薦めたのは、何を隠そうこの僕である。

本年4月19日に「中国と韓国の友達へ。Dear Friends in Korea and China」を書き、世耕氏と連名でファイナンシャルタイムズに投稿した際に、ブログでトラックバックしようとしたけど、彼がブログをやっていなかったので、ブログを始めることを強行に薦めたのである(世耕日記)。

話を戻そう。いずれにせよ、今後、ブログやSNSなどの草の根ネットワークが日本の選挙を動かすことになりそうだが、大きな問題がひとつ残っている。それは、公職選挙法の壁である。

YESプロジェクトでは、本当は政治家比較をやりたかったのだ。政治家比較ドットコム=seijikahikaku.comのURLまで取得して準備していたのだが、公職選挙法に抵触する恐れがあるということで断念したのだ。最後の最後まで悩み、ドットジェイピーのメンバーともかなりぶつかった。結局、政治家比較はせずに、ブログのみということになった。
当初の構想は以下であった。

トップ画面に日本地図が出てくる。その地図をクリックすると各都道府県の選挙区が出てくる。そこをクリックすると、各立候補者のリストが載っている。そこには、各政治家が自由に政策、抱負や公約を書けるようにしてある。それを有権者の読者が見て、質問をしたり、自らの意見を表明できるようにする。

そのプロセスを通すことによって、有権者は候補者に関してももっと多くの情報が得られることになる。テレビでは、ホリエモンと、亀井静香氏しか映らない。当然、300選挙区全部を追えるわけが無い。そこで、インターネットの登場である。これができるとさらに各選挙区事情に精通し、親近感を持ち、選挙に行き、改革を進めて、もっと発言する、というYESプロジェクトの3つ呼びかけが前進する筈であった。

残念ながら、片肺のままYESプロジェクトが進行し始めている。明日、機会があれば、この公職選挙法の改正を自民党幹部に主張してみようと思う(8月26日付け「YESプロジェクト発足第一日目の風景〜自民党とブロガーとの懇談会にも参加」参照)。

2005年8月24日
堀義人

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  • 策士との遭遇 from 404 Blog Not Found

    このように書いたものの、少なくともblogosphereと接点を持とうとした点は評価しているのである。 404 Blog Not Found:BlogにはBlogで本当にきちんとbloggerを意識しているのであれば、直Interviewなんてまだるっこしいことをしないで、blog.jimin.jpなりをきちんと立てて、......……続きを読む

    受信 : 2005年8月26日 (金) 19時40分

  • 公職選挙法第148条 from 404 Blog Not Found

    確かに、公職選挙法第13章「選挙運動」は、べからずのオンパレードである。これを見れば「ネットで選挙活動なんぞもってのほか」という気にもさせられる。特に第143条(文書図画の掲示)は長い。 livedoor ニュース - 【ファンキー通信】なぜ、ネットで選挙運動ができないの......……続きを読む

    受信 : 2005年8月26日 (金) 22時18分

  • 幻の「政治家比較ドットコム構想」 from mieux-blog

    YESプロジェクト発起人のグロービスの堀さんのブログにトラックバック。この間も書いたけれど、やっぱり公職選挙法の関係で何がどこまでダメなんだかがよくわかりましぇん。(調べろって?ま、そうなんだけどさ)ちなみにこのトラバ先についてる他のトラバ、公職選挙法に......……続きを読む

    受信 : 2005年8月30日 (火) 00時47分

コメント(6)

  • 本文と違うことで申し訳ありません!
    「お気に入りブログ」にある、「堀江貴文さん」のお名前が、
    間違っているのがどうしても気になり・・・(苦笑)

    投稿者: とくめい

  • 無党派にも理由がある。
    本当に日本を良くしてくれそうな政党がないと本能的に感じるのではないか。
    つまり、自民は海千山千の人材ぞろい、かつ、でもみんな胡散臭いと感じている。民主は理想ばっかりで実行力がないような感じがする。
    堀江氏の出馬自体を取り上げること自体、策謀に乗ってる気がする。
    事実の認識に気づいて欲しい。
    堀江氏があえて地元で出馬しないのは受かればもうけもんぐらいの考えだからだ。実際、失うものもない。
    亀井氏の地区は民主も強く、一万票差ぐらいでやっと当選した状態だ。この1万票をくづしが堀江氏の仕事であろう。
    企業家が政治家に反対か賛成か。
    これもロビーストを認めるかどうか。
    実際、海外はグローバル企業の社長が議員であることも多い事実がある。
    それをどう訴えるか、受け入れてもらえるしかないと考えます。

    投稿者: masa

  • 「思いつきブログ」 hit on!のhiroです! 複数の記事にTB頂いたにもかかわらず ご挨拶が遅くなりました(..)

    公職選挙法の壁

    正直 公示期間中に選挙の記事を書いてもいいのかとか、気にはなります。 私のブログなんか影響力がないので 心配する必要もないんですけど(^-^)

    今の公職選挙法は ちょうちん(!)の数が制限されているという「古い法律」です。一刻でもはやく改正し ネット関連の部分を明記して欲しいと思います。

    投稿者: hiro

  • こんにちは。先日はブログを取り上げていただいてありがとうございます。
    勝手ながら非公式コミュニティをmixiに作りました。こちらのコメント欄で参加者募集させて下さい。

    mixiに参加されている方、mixi内でも他のmixi参加者を交えて議論しませんか。
    コミュニティ名は”YES!PROJECT”、カテゴリは”会社、団体”です。
    http://mixi.jp/view_community.pl?id=286045
    コミュニティ参加者によってバナーが作られ、議論する場の準備が着々と整ってきています!

    投稿者: akeytoexit

  • 今回の選挙での、
    ブロガーの方達の公職選挙法への取り組みを拝見していて、
    一年ほど前の、ビデオニュースドットコムの特集を思い出しました。
    サイトを訪ねたら、ちょうど、無料公開中でした。
    http://www.videonews.com/marugeki/169newmarugeki.html

    宣伝をするつもりではなくて、
    本当に、興味深い議論が展開されていて、
    今、まさに、旬でおもしろいと思うので、紹介させていただきました。

    堀さんのように影響力のある発信者の方達が、この問題をどのように扱うのか、非常に興味を持って見ています。

    投稿者: 秋刀魚

  •  こんにちは、記事を興味深く拝見いたしました。

     自分の自治体の議会に疑問を持っており、政治家達にも比較サイトが必要ではないかと考え、すでにあるかもしれないと検索をかけたらこちらのブログがヒットしました。

     「政治家比較ドットコム」の実現、非常に惜しいと思います。対象の政治家の経歴やパフォーマンス(実績、公約実現度等)をいつでも参照、比較できたら、もっと人々の政治参加が進み、政治家の淘汰や品質向上が実現するだろうにと思います。
     
     公職選挙法にはIT改革を進めていただき、こうした構想を邪魔しないようにしてほしいものです。

     3年遅れのコメントでした。

    投稿者:

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