起業家の風景(エッセイ) 起業家の風景 一覧へ

2013年6月14日 (金)

日本人・アジア人・地球人 初めてのG1・KIBOWチャリティー・ディナー~日本を良くして、東北の復興・再創造を!

黒紋付羽織袴に身を包み、ザ・キャピトルホテル東急へ向かった。どういう格好で行くべきか迷ったけど、「やはり日本人としては、和の装いがベスト」だ、と思い、ちょっと暑いけど着ることにした。やはり、普段と違う雰囲気を醸し出したい。そのイベントは何かと言うと、僕が主催する「初めてのG1・KIBOWチャリティー・ディナー」だ。簡単に経緯を説明しよう。

2009年の2月にアルツ磐梯で、G1サミットの初回を開催した。目的は、「日本を良くする」ため。日本を良くするためには、仲間が必要だ。政界、財界、学界、官界、文化やメディアなど各分野のリーダーが必要なのだ。「日本を良くする」という目的で始まったG1サミットからは、総理大臣が生まれ、ノーベル賞学者も誕生した。僕らの世代(Generation)が、一つになり(Group of 1)、世界(Global)で一番の国を創るという意味で、「G1」と名付けた。

今までの活動の模様は、次の動画に紹介されています(約2分)


一方、KIBOWは、東日本大震災の三日後の2011年3月14日に始まった。「大震災・大自然の前では、人間はちっぽけな存在かもしれない。でも、皆が繋がれば、大きなうねりになるかもしれない。希望を持ち繋がろう」。その思いで、「KIBOW」と名付けました。

今までの活動の模様は、次の動画に紹介されています(約2分)


今年の4月に、今まで株式会社グロービスの一部にあったG1サミットを、社団法人として切り出すことになった。今までグロービスが金銭面等を含めかなり負担してきたが、今後は透明性を高め、独立性を維持するうえでも、独立採算にする必要があった。一方のKIBOWは、既に前年度に、財団法人化していた。そこで、東京で関係者・支援者を集め、G1とKIBOWの資金を集める機会を創ろうと思い立ち、「G1・KIBOWチャリティー・ディナー」を開催することになった。日本にも寄附文化を根付かせようと言う意味でも、チャリティ・ディナーを東京で開催することの意義を感じていた。

そして、当日の6月10日、冒頭の出で立ちで会場のザ・キャピトルホテル東急に向かった。参加者230名を超す会場は、開始前から熱気に包まれていた。ホワイエでのカクテルタイムの後に、着席した。僕のテーブルには、住友不動産の社長、DeNAやグリーの社長や渋澤健さんなどがおられた。hanamasの演奏の後に、オープニング映像が出てきた。


先ずは、僕の挨拶だ。G1やKIBOWの趣旨を説明した。「皆の力で、G1を通して日本を良くして、KIBOWにより東北の復興・再創造を実現しよう」と。

Dinner01_hori

G1・KIBOWチャリティー・ディナーの乾杯の音頭は、官房副長官の世耕さんだ。公務がご多忙な中駆けつけてくれた。

Dinner02_mrseko

俳優の辰巳琢郎さんから、料理とワインの説明があった。

Dinner03_mrtatsumi

続いて、サイレント・オークションの説明が行われた。辰巳琢郎さんと一緒にワインを飲む権利、古田敦也さんのサイン入りバット、陸上の為末大さんによるランニングコーチ、茂木健一郎さんによる「頭が良くなるレッスン2時間」や、北島康介さんのサイン入り水着や山中伸弥さんのサイン入りの本。DeNAのスタジアムでのVIP室で観覧する権利や、岡野博氏の絵画2枚等をオークションにかけていただいた。女川・山元・南三陸各地のツアーなどなど、盛りだくさんだ。皆さんのボランティア精神に深くお礼を申し上げます。

歓談後には、G1の行動宣言やイニシアティブの途中経過の報告があった。それぞれの部会の代表をしている、岡島悦子氏、田嶋要氏、梅澤高明氏、佐藤大吾氏、神谷宗幣氏、小林りん氏、井上英明氏が、熱い想いでスピーチをした。

Dinner04_stage

会場からは、つんく♂さんと竹中平蔵さんに軽くコメントを頂いた。歓談後には、KIBOWの進捗状況の説明だ。ご寄付を頂いているので、しっかりと報告をしなければならない。八戸、遠野、南三陸、女川、石巻、仙台、山元、福島、いわき、から集った現地リーダー達が壇上に整列し、力強いスピーチを行った。

Dinner05_kibow

石倉洋子氏に挨拶を頂いた後は、hanamasの演奏だ。

Dinner06_hamanas

そして、今回のメイン・イベントである。第一回G1・KIBOW社会起業家アワードの授与式だ。受賞者は、ピース・ウィンズやシビック・フォースを立ち上げるなど、日本の社会起業家の父(年齢的には兄かな?)とも言える存在の大西健丞さんだ。

Dinner07_horionishi

スピーチと秋山咲恵さんとの対談を通して、大西さんは紛争地や被災地における実体験を共有しながら、覚悟を持ち挑戦する自身の志を、しっかりと話してくださった。会場は圧倒され、勇気づけられ、感動に包まれた。

Dinner08_akiyamaonishi

大西氏の授賞式の後のエンターテインメントは、山本耕平さんによるテノールの独唱「オー・ソレ・ミオ」だ。フィナーレは、これまでのKIBOWの活動を流した画像をバックに、ソプラノ歌手の辰巳真理恵さん、山本耕平さんら、hanamasさんによる、「花は咲く」の演奏合唱だ。会場は感動に包まれた。

Dinner09_o_sole_mio

そして、僕の最後の挨拶だ。ご参加されているG1とKIBOWのボードメンバー全員にご登壇頂き、感謝を述べ、今後の行動宣言をした。

Dinner10_last

感動のうちに第一回G1・KIBOWチャリティ・ディナーは、閉幕した。翌日には、昂奮が醒めやらないままに、参加者に以下のお礼状をしたためて、配信した。

「G1を通して『日本を良くする』、KIBOWにより『東北の復興・再創造を行う』ことに、これからもコミットし続けます。

良い仲間がつながり、力を結集すれば、社会を変革ができる。僕はあらためて確信しています。知恵がある人は知恵を提供し、能力がある人は社会を変革し、お金がある人はお金を提供し、知名度がある人は影響力を行使し、権力がある人は権力をうまく使う。そして、どの方向に日本を導くかは、G1の場でみんなで議論したいと思っています。このG1のプラットフォームがあれば、日本は必ず良くなります。

KIBOWでは、東北・茨城で11名のリーダーが11の都市で復興・再創造に関与しています。皆様からご寄付頂いた資金は、100%地元に届けられます。各地域のリーダー達が中心となり、地域コミュニティによって、誰に委託し、どう使うかを決めてもらい、確実に一歩一歩進んでいきます。

しっかりと前に進めます。そして、ご支援頂いた方々とともにサポートし合い、日本を良くし、東北の復興・再創造をやり続けます。G1・KIBOWの活動を通じて、これからも日本を、もっともっと元気にすべく邁進いたします。

皆様からのあたたかいご支援にあらためて御礼申し上げますとともに、今後とも引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

社団法人G1サミット 代表理事
財団法人KIBOW 代表理事
堀義人」

僕は、やるべきことをしっかりとやり、「日本を良くして」、「東北の復興・再創造」にコミットすることを改めてここに誓います。東日本大震災が発生したときに、僕は関東大震災での渋沢栄一さんの尽力を調べて感銘を受けた。恐らく未来のいつかに、同等の大震災が発生するであろう。その時に、未来の人々がKIBOWやG1のことを知ることになるであろう。僕らは、未来に向けたメッセージを出している気持ちで、頑張りたいと思います。

当日のパンフレットの最後のページには、芳賀正彦さんのお言葉が刻まれていた。
「津波に流された人々に笑われない生き方をする」。頑張りましょう!


2013年6月14日
大阪のホテルにて執筆
堀義人

トラックバック(0)

この記事のトラックバックURL :
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45572/57591562

コメント(0)

コメントを書く

お名前
メールアドレス 本サイト上には掲載しません。
URL
コメント本文(必須
コメントは管理者が公開するまで表示されません。
不適切な発言は、管理者の判断において削除することがあります。

はじめに

「起業家の風景/冒言」一覧

起業家の風景 最新コラム

起業家の冒言 最新コラム

メールマガジン配信

著書

グロービス 事業紹介