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2013年9月 9日 (月)

日本人・アジア人・地球人 「2020年東京五輪招致成功を祈願する会」大成功!おめでとう!

一週間前のG1新世代リーダーサミット(G1 U-40)の最中に、為末大さんとの対話の中でふと気がついた。2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が決まるIOC総会の最中に、東京でほとんどイベントが開催されていないようなのだ。東京タワーの前田さんに電話してみたら、東京都庁が東京商工会議所でイベントをやっている程度なのだと言う。

これでは、盛り上がらない。もしも、開催地が「TOKYO」とアナウンスされた時に、東京がシーンと寝静まっていたら、「日本は本気で五輪を開催したいのか」と疑われてしまう。そこで急きょ、カフェ・カンパニーの楠本修二郎さんに電話をして、会場を貸してくれるようにお願いをした。そして、G1スポーツ部会を引っ張る青山フラワーマーケットの井上英明さんにも電話をして、一般社団法人 G1サミットのスポーツ部会が主催するイベントとして、開催することにした。参加者は、主にG1サミットとG1 U-40のメンバーとした。

このイベントの名称が意外に難しい。検討した結果、「オリンピックとパラリンピック」を総称して「五輪」とし、「祝う」のではなくて「祈願」する会とした。そして、会の正式名称は、「2020年東京五輪招致成功を祈願する会」とした。そして、当初の趣旨通り、マスコミは海外メディアを中心に声をかけることにした。 

僕は土曜日の夜は、夕方6時からグロービス大阪校で「企業家リーダーシップ」のクラスを教えていた。新大阪発夜9時20分の最終の新幹線に飛び乗り、大阪から東京の自宅に到着したのが深夜12時半ごろだ。着替えて会場となる六本木ヒルズに向かった。その途中、グロービスの忘年会を開催予定の候補地を二カ所訪問して、会場の「WIRED CAFE」に着いたのは、深夜の1時半前後だった。急ピッチで準備を始めた。それから、朝6時まで一睡もせずに突っ走る。

会場の入り口は、東京五輪招致ポスターなどで飾り立ててあった。入口で、先ずは一枚写真を撮り、フェイスブックとツイッターで広めて、機運を盛り上げることにした。頑張ろう、ニッポン!!

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少しずつ参加者が集まってきた。発起人の4名が集まったので、写真を撮ることにした。

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続々とG1サミットの仲間が集まり始めた。会場には、日本のプレゼンテーションの模様が大画面で、映し出された。G1 U-40のメンバーでもある太田雄貴さんのプレゼンが、最高だった。何よりも、安倍総理のプレゼンと福島の汚染水に対する質疑応答が抜群の出来栄えだった。これで汚染水の不安は完全に払拭できた。

ちなみに安倍総理は、第3回G1サミットにも参加されたことがあり、今年のG1サミットにはビデオ・メッセージも送って頂いた。昨年に堀邸で開催されたG1政治部会にもお越し頂いたことがある。日本人として、安倍総理のリーダーシップには敬意を表し、深くお礼を申し上げたい。

その間、現地ブエノスアイレスに入っている世耕弘成さん等とも連絡がついた。東京の熱気を、現地に伝えることができた。

午前3時45分になり、大画面をプレゼンからテレビに切り替えた。いよいよ一回目の投票開始だ。マドリードとイスタンブールが同数で決選投票進出をめぐり再投票、とアナウンスがあった。最初は「あれっ」と思ったが、東京がトップ通過ということがわかると会場は安堵と歓喜が交錯した。ただ、喜びすぎてはいけない。開催地として選ばれることが目的だ。自制しながらの喜びとなった。

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投票の末イスタンブールが勝ち、予想に反して決選投票は、東京とイスタンブールとなった。それから朝5時までは、緊張感を持ちながら、参加者と談笑していた。会場の六本木ヒルズには、為末大さん、古田敦也さん、秋山咲恵さん、森ビルの森浩生さん、青山フラワーの井上さん、カフェ・カンパニーの楠本さん等、数多くのリーダーが集っていた。WIRED CAFEは、熱気ムンムンだ。

海外媒体は、ワシントンポストなど複数が取材に来た。一方、六本木ヒルズの垂れ幕が降りる瞬間を撮りにきたというNHKの方が、会場に訪ねてきた。「騒がしいので覗いてみたけど、何をしているのですか? 映像撮ってもいいですか?」と聞かれたので、「いいですよ」と言ったら、NHKのカメラが入ることになった。垂れ幕の映像はよいのだろうかと、他人事ながら心配してしまった。

そうこうするうちに、いよいよ朝5時になった。カウントダウンをしてから発表の間がとてつもなく長く感じた。そして午前5時20分ごろに、白い封筒がロゲIOC会長に届けられて、いよいよ発表となった。

そして、「TOKYO 2020」と言う声が聞こえたとき、会場は歓喜の渦に包まれた。

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東京おめでとう!!

本当に盛り上がった。僕は声が枯れてしまった。感無量だ。「祈願する会」の念力(?)も多少は効果があったかもしれない。だが、やはり安倍総理をはじめとするチームが一丸となって努力された結果だったと思う。これからもチームジャパンで、頑張っていって欲しい。僕らも当然リーダーとしての自覚を持ち、頑張る所存だ。

NHKの取材が入っていたので、コメントをした。「2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目標にして、政治、経済、文化の面でそれぞれ改革をして、ぜひとも東京、日本が更に発展するように皆で努力をしたい」と言ったと思う。正直言って、酔っ払っていたのでよく覚えていない。

ワシントン・ポストにも掲載された。
http://www.washingtonpost.com/sports/olympics/tokyo-will-host-2020-summer-olympics-beating-out-istanbul-and-madrid/2013/09/07/3952a5bc-17e3-11e3-804b-d3a1a3a18f2c_story.html

結果的には、東京はイスタンブールに60対36で圧勝だったようだ。本当にこれから、素晴らしい東京、ニッポンをつくっていきたい。

会場となったWIRED CAFEを後にしたときには、既に朝6時を過ぎていた。暗い夜が終わり、東京は明るく輝く夜明けを迎えていた。

2013年9月8日
一番町の自宅にて執筆
堀義人

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