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2016年1月27日 (水)

日本人・アジア人・地球人 ダボス会議2016年~2)ダボスでは僕ら世代が日本代表だ!

ダボス会議2日目。時差で朝4時に目が覚めたので、メール返信、SNSなどでの発信をする。

今回のダボス会議のテーマは、「第4次産業革命をマスターする」だ。そのテーマ通り、昨晩参加した世界の成長企業(GGC: Global Growth Companies)のディナーでも、デジタル・テクノロジーの経営へのインパクトが議論された。経営者は皆、「変わらなければならない」と認識していたが、未知への戸惑いもある。

例えば、そのディナーの話題に「感情」と「知能」があった。知能の分野では囲碁が例に出て、いずれAI(人工知能)が人間の棋士を凌駕するだろうという認識があった。だが、「医師による医療診断はAIが代替できるが、看護師の仕事は感情が伴うので代替できないのではないか」という見方が出され、とても興味深かった。

さて、本日は朝7時半からのダボス会議のプライベートセッションに参加した。エデルマンによる「信頼度調査」の朝食会だ。その年のダボス会議のトーンを、この朝食会が左右していると思う。Financial Times紙記者によるモデレートにより、PayPal、Oxfam、Sanofi、Unilever等のトップが登壇中だ。

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今年のエデルマン信頼度調査によれば、経営トップの信頼度が上がった。その理由は、きちんとしたアカウンタビリティを発揮しているからだという。

CEOのリチャード・エデルマン氏によると、信頼が生まれる条件は以下の4つだ。

1) 行動
2) トップの哲学やストーリー
3) 社員とのオープンかつ誠実なコミュニケーション
4) マルチチャンネルで自らを露出させる

トップは決して隠れてはいけない。隠れているとたちまち不信感を招くからだ。SNSで発信し交流することがリーダーの責務になってきたと言うので、僕は質問をしてみた。「実際にパネリストの何人がSNSで発信しているのか?炎上のリスクをどう考えるのか?」と。

答えは、5人中4人がSNSで発信していた。そして、「顧客・社員を含むステークホールダーに自らの考えを伝える必要がある。炎上しようが批判されようがお構いなしに、常にSNSに存在し、自らの考えを伝えることが重要だ」との答えを得た。

いよいよ本会場に入り、最初のダボス会議の公式セッションに参加する。テーマは「アラブ世界の変遷」(Regions in Transformation: Arab World)。登壇者は、イランの学者、アラブ連盟の元事務総長、リビアの元首相、UAEの石油公社のトップだ。テーマは、イラン、石油、Islamic State、アラブの春、イラン-サウジ関係など。楽しみだ。

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僕は、いつものように一番前に座り、質問をした。「誰が、どの様にすれば、このISISの問題が解決しますか?米欧の役割は?」。ビックリしたのは、誰も明確なビジョンを持っていないのだ。「このISISの問題は長引くな」と直観した。

10時半からは、「産業のデジタル変革」(The Digital Transformation of Industries)だ。モデレーターは、BCGのリッチ・レッサー氏。登壇者は、Salesforceのマーク・ベニオフ氏。HPのメグ・ホイットマン氏。他には、カイザー、アルコア、シュナイダー・エレクトリックのCEOだ。

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とても面白かった。経営者の危機意識を強く感じた。新しい武器を使い、スピーディに変革することが重要だ。

12時からは、「人工知能の今」(The State of Artificial Intelligence)だ。韓国のアリアンTVとWEF(世界経済フォーラム)との共同セッションだ。クアルコム、バイドゥ(百度)、カーネギーメロン大学コンピューターサイエンスのDean(研究科長)、UCバークレーの教授だ。

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ランチタイムは、メイン会場から外に出て、スイスのWISeKeyとBVLGARIのジョイントセッションだ。テーマは、「Cyber Security for IoT - 4th Industrial Revolution」だ。なぜだか、俳優のケヴィン・スペイシー氏 も登壇している。(^^)

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こちらは、ダボスの街の雰囲気。早朝とランチタイム、そして夜間のセッションはメイン会場の外で開催されるので、メイン会場と外の会場を移動するために雪道を何度も行き来することになる。

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14時半からは、「精密医療の未来」(The Promise of Precision Medicine)のセッションに参加している。今回は、集中してテクノロジー系のセッションに参加する。特に、僕自身が詳しくない分野にも積極的に参加するようにしている。

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15時半からは、「The Brain at Work」。アリアナ・ハフィントン氏が登壇している。

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アリアナ・ハフィントン氏を初めて見たが、予想以上に賢く、明晰かつユニークな発想ができると感心した。「睡眠はとればとるほど、頭脳に良い」とのことだ。

夜は「ハーバード・ナイト」に参加した。そして、夜の公式セッションに参加すべく別会場に向かったが、セキュリティを通るための行列が凄くて断念した。 そこで、森ビル副社長の森浩生さん、ローソン社長の玉塚元一さん、NHKヨーロッパ総局長の今村啓一さんと4人でステーキハウスに陣取り、ダボス会議の情報交換会を実施した。学び満載だった。

この4人、全員が丑寅の仲間だ。いよいよダボス会議の日本代表も僕ら世代になってきた。日本のプレゼンスを上げて、多くの主張をしたいと思います。

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2015年1月20日
ダボスにて
堀義人


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ダボス会議参加報告:過去ブログ一覧

■2015年 ダボス会議
2015年1月21日 ダボス会議2015年~1)ダボス会議1日目の風景
2015年1月22日 ダボス会議2015年~2)ダボス会議2日目の風景「ダボス会議の潮目が変わった 」
2015年1月23日 ダボス会議2015年~3)ダボス会議3日目の風景「ダボスは巨大な発信基地だ」
2015年1月23日 ダボス会議2015年~4)ジャパン・ナイトとグロービス・ナイトの風景
2015年1月26日 ダボス会議2015年~5)ダボス会議4日目の風景「日本人のチェアマン誕生、そして登壇へ!」
2015年1月27日 ダボス会議2015年~6)3つの総括:ネット企業へのパワーシフトとバッシングが始まった、他

■2014年 ダボス会議
2014年1月22日 ダボス会議2014年~1)10年目のダボス
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2014年1月27日 ダボス会議2014年~8)ダボス会議を振り返って
2014年6月12日 11年目のダボス

■2013年 ダボス会議
2013年1月30日 ダボス会議2013~その1)ダボス会議初日
2013年1月30日 ダボス会議2013~その2)ダボス会議二日目
2013年1月30日 ダボス会議2013~その3)ダボス会議三日目
2013年2月1日 ダボス会議2013~その4)ジャパン・ナイトとグロービス・ナイト
2013年2月1日 ダボス会議2013~その5)ダボス会議四日目
2013年2月1日 ダボス会議2013~その6)ダボス会議最終日
2013年2月2日 ダボス会議2013~その7)ダボスからの帰路の風景

■2012年 ダボス会議
2012年1月31日 ダボス会議2012~1)1、2日目統一テーマ「大いなる変遷と新たなモデルの構築」
2012年1月31日 ダボス会議2012~2)3日目:「世界と肩を並べるグロービスへ」
2012年2月2日 ダボス会議2012~3) 4日目 外交の主戦場としてのダボス会議
2012年2月2日 ダボス会議2012~4) 5日目 世界とのネットワーキング
2012年2月2日 ダボス会議2012~5) 6日目:ダボス帰路の風景

■2011年 ダボス会議
2011年2月2日 ダボス会議2011~(1)「リーダーの品評会」としてのダボス会議
2011年2月2日 ダボス会議2011~(2)ダボスの夜
2011年2月2日 ダボス会議2011~(3)国のプレゼンス
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■2010年 ダボス会議
2010年1月27日 ダボス会議2010~(1)ダボス会議に参加する意味
2010年1月27日 ダボス会議2010~(2)ダボスへの道のり
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2010年2月1日 ダボス会議2010~(6)ダボス3日目の風景
2010年2月2日 ダボス会議2010~(7)ダボス4日目の風景


■2005年 ダボス会議
2005年2月1日 ダボス会議での憂鬱 -外国投資家のキャピタルゲインに対して
2005年2月3日 世論形成の場としてのダボス会議 
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2005年2月10日 ダボス会議の「12の難題
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2005年3月4日 ダボス会議からあすか(ASKA)会議へ

■2004年 ダボス会議
2004年1月27日 ダボス会議参加報告(その1) 
2004年1月30日 ダボス会議参加報告(その2) 
2004年2月3日 ダボス会議参加報告(その3)
2004年2月5日 ダボス会議参加報告(その4)

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コメント(1)

  • 以前にも書いたと思いますが、堀さんは本当に臨床感あふれるダボス会議のレポートを書いて下さるので一体あの会議は何やっているのだ、、、、と云う疑念も完全に払しょくしてください貴重なレポートと思います。もっと、もっと、沢山の方に呼んで頂きコメントを書くといいですよね。堀さんの言われる通り、もうそろそろ堀さん達年代の方方の時代です。頑張って下さいませ。

    投稿者: 藤原ヒロミ

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